ボクサー犬とのクリスマス
ボクサー犬との出会い
愛犬、ボクサー犬の女の子。バービーガール。
2006年12月23日我が家にやってきました。
この数年前、我が家の向かいに転居して来た家族の一員であるボクサー犬との出会いが、私の初めての実物のボクサー犬との出会いでした。最初に見たときの感想は、「こわっ!」というのが本音です。門扉の前に立っていると、30㎏以上の体重の大型犬がドアの開放と同時に、こちらに突進してくるのです。ただただ、恐怖を覚えたことを懐かしく思います。
ただ、仲良くなるのはあっという間でした。触っても大丈夫との飼い主の言葉を信じ、恐る恐る手を出すと噛むどころかでっかい口からでっかいベロを出し、懸命に手を舐めてくるのです。
可愛いボクサー犬
なんと可愛い。と気持ちは、怖いからものすごく愛おしい!に変わりました。その後、一緒に来ていたミックス犬の2匹が私の心を癒してくれました。勿論隣人夫妻も非常に親切にお付き合いしてくれたので、今まで味わったことがないほどの多くの幸せを分けてもらったのは絶対に忘れることはありません。
隣人との別れ
しかし、当然ながら彼らも一定期間過ぎると赴任先が変わります。2006年冬、隣人から転勤の時期を伝えられて、これも運命。いつまでもこの楽しい時間が続くことは無い。と諦めていたのです。それを告げられた数日後の事です。いつも配達されてきても目にすることのないタウン誌。なぜかその日は、手に取って紙面に目を向けました。目に入ってきたのが「ボクサー犬差し上げます!」って!。最初は、わが目を疑いましたが、間髪を入れず電話していました。
神様からのクリスマスプレゼント
電話口の飼い主は、「引き取ってくれるなら無料で良いです、ただ、ワクチン接種をしてくださいね。」の一言。まるで夢?のような返事でした。当時、経済的にも余裕がない時期で、お礼も十分にはできず、思い出せば本当に厚かましい行為だったと反省しています。
お迎えと別れ
とにかく、翌日には妻と隣人の2匹も一緒に車に乗り込み、バービーガールを迎えに行ったのです。その日が、2006年12月23日クリスマスイブの前夜。と言う、まさに神様からの最高のクリスマスプレゼントと心から感謝しました。その後、しばらく隣人一家とも交流できる時間がありましたが、転居の日がやってきました。別れの朝、楽しかった家族との思い出はたくさんありました。外国人家族だったので、言葉の壁はありましたが、その壁がある事で懸命にコミュニケーションをしたいと互いに身振り手振りで会話し、優しくしてくれた彼らにも感謝しかありません。別れの朝、彼らとの別れに涙が溢れました。
しかし、その悲しさを忘れさせてくれたのがこの子です。
利口なボクサー犬
バービーガールは、非常に利口な子でした。来た日の夜に一度おもらしたのですが、その後自分がトイレが近くなると窓の前に行ってこちらを見るのです。こちらが気付かないときには、こちらに何かを訴えるような不思議な声を出して教えるのです。トイレか?と窓を開けると、サッと出て、少し窓から離れた位置で用を足し、即家の中に戻ってきてくれました。この子がおもらししたのは、数回ほどあったように記憶していますが非常に利口な奴だと感心しました。その後、言うことを聞かないときに叱られた時、仕返しのごとく、見える位置にわざとらしく少量だけということは何度か有りましたが・・・(笑)あれは、明らかに嫌がらせでした。
ブリンドルカラー
その後、10年半ほど楽しい時間を過ごせました。数多くのエピソードが山ほどあるのですが、一度には紹介できません。今後少しづつこの子との思い出を綴りたいと思います。ちなみに、この子と引っ越した子はどちらもブリンドルカラーで、珍しい色をしたよく似た子が我が家に来たのもただの偶然ではないと思います。
まさに「神に感謝!」です。
今日はこのあたりで。メリークリスマス!